【注文住宅のエアコンは何台必要?】1台で家中快適にする方法
注文住宅を建てるとき、「エアコンは何台必要?」と悩む方は少なくありません。各部屋に1台ずつ設置すべきか、それとも少ない台数でも快適に暮らせるのか。実は、家の性能次第で答えは大きく変わります。高断熱・高気密の注文住宅なら、エアコン1台でも家中を快適な温度に保つことが可能です。
この記事では、注文住宅のエアコン設置でよくある悩みと1台でも快適にできる理由、そして設備に頼らない空調設計の考え方をご紹介します。

目次
注文住宅でよくあるエアコンの悩みと失敗例
注文住宅を建てる際、多くの方が「各部屋にエアコンは必要か」「何台設置すればいいのか」と頭を悩ませます。しかし、台数を増やしても快適にならないケースは意外と多いものです。ここでは、エアコン設置でよくある悩みと失敗の原因を見ていきましょう。

各部屋にエアコンが必要?設置数で悩む人は多い
注文住宅の間取りを考えるとき、「リビングに1台、寝室に1台、子ども部屋に1台…」と数え始める方が多いでしょう。
工務店からも「各部屋に必要」と提案され、気づけば6台、7台と増えていきます。しかし、エアコンは本体価格だけでなく、設置工事費、電気代、将来の買い替えコストもかかります。
台数が増えるほど、初期費用もランニングコストも膨らむのです。
「本当にこんなに必要なのか?」そんな疑問を感じながらも、判断基準がわからず、結局言われるがままに設置してしまう方が多いのが実情です。
エアコンはあるのに寒い・ムラがある家の正体
エアコンを何台も設置したのに温度ムラが解消されない。その原因は、エアコンの台数ではなく家の性能不足にあります。
「リビングは暖かいのに廊下が寒い」「2階の子ども部屋が冷える」といった悩みは意外と多いもの。この根本原因は、断熱性能と気密性能の不足です。
窓や壁から熱が逃げる家では、エアコンをフル稼働させても快適にならず、光熱費だけがかさみます。使わない部屋は冷え切り、家全体の温度差が大きくなる。これは不快なだけでなく、ヒートショックのリスクにもつながります。
つまり、エアコンの台数を増やす前に、家の性能そのものを見直す必要があるのです。
空調設計まで考えた注文住宅は意外と少ない
注文住宅を建てるなら、間取りやデザインと同時に空調設計も一体で考えるべきです。ただ実際には、この視点が抜け落ちているケースが非常に多いのです。
間取りやデザインには時間をかけても、「エアコンはとりあえず各部屋に」と考えてしまいがち。しかし、快適な住環境をつくるには、断熱性能、気密性能、間取り、窓の配置、空気の流れ、これらすべてが連動する必要があります。
空調設計を軽視すると「エアコンは何台もあるのに快適じゃない」「光熱費が予想以上に高い」という後悔につながります。
設備を増やすことではなく、設計段階から空調を含めた住環境全体を考えること。これが注文住宅で本当に快適な暮らしを手に入れる鍵なのです。
注文住宅のエアコンが1台でも快適にできる理由
「エアコン1台で家中が快適」と聞くと疑問に思う方もいるでしょう。しかし、高断熱・高気密の性能と科学的な空調設計を組み合わせることで、1台でも十分に快適な住環境をつくることができます。ここでは、その仕組みと理由を解説します。

高断熱高気密だから「温めた空気が逃げない」
エアコン1台で家中を快適にする最大のポイントは、高断熱・高気密の性能です。
高断熱・高気密の効果
・高断熱: 壁・床・天井・窓からの熱の出入りを最小限に抑える
・高気密: 隙間風を防ぎ、計画的な換気だけで空気をコントロール
冬は暖めた空気が外に逃げず、夏は外の熱気が室内に入りにくい。これが快適な住環境の基礎になります。
高性能な注文住宅では、C値(相当隙間面積)を測定し、気密性能を数値で証明しています。
これは”なんとなく暖かい”ではなく、データで裏付けられた快適性です。
一度暖めた空気が長時間保たれるため、エアコンの稼働時間が短くても快適な温度を維持できます。これが1台で家中を快適にできる土台なのです。
関連記事:高気密住宅とは?C値でわかる快適な家
日射取得の計算で「夏は涼しく、冬は暖かく」
エアコン1台で家全体を快適にする最大の秘訣は、日射取得の計算に基づくパッシブ設計にあります。パッシブ設計とは、太陽の光を科学的に計算し季節ごとに最適な室温環境をつくる設計手法です。
季節に応じた日射コントロール
・夏 必要以上に直射日光を入れず室温の上昇を防ぐ
・冬 日光をたっぷり取り込んで自然に家を温める
この日射取得の計算が正確に行われているからこそ、冷暖房に頼りすぎることなく快適な温度を保てるのです。
緻密に計算される要素
・窓の大きさと配置
・庇の長さと角度
・周辺環境との関係
これらすべてを設計段階で考え抜くことで、自然のエネルギーを最大限活用できます。高断熱・高気密の性能に、この日射取得の計算を組み合わせることで、エアコン1台でも家中を快適にできる。
設備を増やすのではなく、設計の段階で快適性を作り込む。これがパッシブ設計の本質なのです。
22℃の心地よさを少ないエネルギーで実現する
家中が均一な温度で保たれる快適さ。それを、最小限のエネルギーで実現できるのが高性能住宅の大きな魅力です。
理想的な注文住宅が目指すのは、家中どこでも22℃前後の快適温度を保つこと。
温度ムラのある家の例
・リビング 25℃
・廊下 15℃
・寝室 18℃
このような温度差では、本当の快適さは得られません。
高性能住宅では、以下の3つの組み合わせにより家全体が均一な温度で保たれます。
快適性を実現する3要素
・高断熱・高気密の性能
・日射取得に基づくパッシブ設計
・全館空調による計画的な換気と熱交換
しかも大量のエネルギーを使わず、家の性能が高いからこそ少ないエネルギーで快適性を維持できる。光熱費を抑えながら冬は暖かく夏は涼しく、一年中ストレスのない暮らしが手に入ります。
設備を増やすのではなく家の性能を高めるという考え方こそが、この理想を可能にするのです。
注文住宅のエアコン設計で”ダイゼンらしさ”が光る理由
ダイゼンの家づくりには他の住宅会社とは異なる独自の考え方があります。
それは、高価な設備に頼るのではなく家の性能そのものを高めることで快適性を実現するという姿勢です。ここでは、ダイゼンの空調設計に込められた想いと特徴をお伝えします。

「設備よりも設計」を重視した空調計画
ダイゼンの家づくりで大切にしているのは、「設備よりも設計」という考え方です。高価な設備をたくさん導入すれば快適になる。
そう考えがちですが実は違います。家の性能が低ければ、どれだけ設備を増やしても快適性は向上せずコストばかりが膨らみます。
ダイゼンでは、断熱・気密性能を徹底的に高めるのはもちろん、日射取得の計算に基づくパッシブ設計を緻密に行います。
太陽の光や風の通り道を科学的に設計することで、冷暖房に頼りすぎない住まいが実現する。夏は直射日光を遮り、冬は日光を取り込んで家を温める。
この設計こそが、エアコン1台で快適な家をつくる核心です。空調設計も、単にエアコンを配置するのではなく、間取り・断熱・気密・日射・空気の流れをトータルで考えます。
この「設計ファースト」の姿勢が、少ない設備でも快適な家を可能にしているのです。
高気密だから全館空調が本来の力を発揮する
全館空調と高気密住宅は、セットで初めて本来の性能を発揮します。ダイゼンでは、この組み合わせによる快適さを大切にしています。
気密が甘い家の全館空調
・全館空調以外の隙間からもフィルターを通さない空気が侵入
・花粉やアレルゲンが入り込み、本来の機能が発揮できない
・計画的な換気ができず、エネルギー効率も悪化
高気密住宅の全館空調
・外気と内気の入れ替えは全館空調だけに限定
・フィルターを通した綺麗な空気だけを取り入れられる
・一定時間で家中の空気が入れ替わる、計画的な換気が可能
ダイゼンの工夫
・シーリングファン付き照明で空気を効率的に循環
・ブラインドで日射をコントロール
高気密だからこそ全館空調が本来の力を発揮し、少ないエネルギーで快適な住環境を実現できる。
これが、ダイゼンの考える理想の家づくりです。
全館空調の性能を最大限に引き出すには、高気密住宅であることが不可欠です。ダイゼンでは、この2つをセットで考えることで本当の快適さを実現しています。
ダイゼンが提案するのは、もっと等身大の快適さです。
「この空気感、まず体感してみてください」
数値やデータで性能を語ることも大切ですが、本当の快適さは実際に体感してこそ理解できるものです。
ダイゼンのモデルハウスでは、実際の空気感を体感していただけます。冬に訪れても、玄関から廊下、リビング、2階の部屋まで、どこも均一に暖かい。足元が冷えることもなく、エアコンの風が直接当たる不快感もない。それなのに、エアコンは1台しか稼働していない。
この驚きを、ぜひご自身で感じてみてください。
最終的には「住んで心地いいか」が何より重要です。ダイゼンでは、営業色を抑えた見学スタイルで、じっくりと家の性能を体感していただけます。
実際に足を運んでいただければ、スタッフが自信を持ってお勧めする理由がきっとわかるはずです。
まとめ 営業されない見学で、「本当の空気感」を感じてみませんか?
注文住宅のエアコンは、台数を増やせば快適になるわけではありません。大切なのは、家の性能を高め、日射取得の計算に基づく科学的な空調設計を行うことです。
高断熱・高気密の性能に、パッシブ設計、全館空調による計画的な換気、そしてブラインドやシーリングファンといったシンプルな工夫を組み合わせる。設備に頼るのではなく、家の性能で快適性を実現する。これが、ダイゼンの家づくりの考え方です。
「本当に1台で快適なの?」と疑問に思う方は、ぜひダイゼンのモデルハウスで実際の空気感を体感してみてください。営業されることなく、じっくりと家の性能を確かめていただけます。
徳島で注文住宅をお考えなら、まずは「本当の快適さ」を知ることから始めてみませんか?
モデルハウス情報
所在地
徳島県板野郡藍住町奥野字前川112-14
お問い合わせ
0120-463-373
営業時間
10:00〜19:00/定休日:不定休
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