2019年度 3省連携事業
注文住宅のZEH(ゼロエネルギーハウス)の3省(経済産業省、環境省、国土交通省)合同説明会に参加してきました。
2020年に改正省エネ基準適合が義務化されていましたが、300㎡以下の建物は「努力義務+建築士から施主への説明義務」という、ふにゃふにゃの改正になってしまいました。
簡単に言うと、注文住宅は業者は2020年の省エネ基準に適合するように努力する義務と建築士が施主へ省エネにした方がいいですよと説明する義務が発生するそうです。結局、今まで通りでいいですよということです。情けない、、、。
2020年の基準って言っても、徳島は6地域ですのでUa値(建物から熱が逃げ出す値)が0.87以下です。
ZEHの推進といいますが、徳島の基準がUa値0.6以下です。(数値が小さいほど性能がいい。)
自慢ではないですが、当社が建てている普及クラスの建物でUa値0.45、モデルハウスではUa値0.3でとっくに基準を通り過ぎています。
最近、よくお客さんと話しになる話題が、Ua値0.87にも満たない住宅を買って35年ローンを組んで購入するのとUa値0.3で35年ローンを組んだ時、支払い金額がほとんど、とんとんになる。という話になります。住宅の価格だけを比べるのではなく、ローン+光熱費で比べると、そうなります。
「光熱費は生涯ローン」と言われていてどこに住んでいても、一生必要なものです。そして、これまでの10年は電気代が約1.5倍に上がっていて、これからの10年は、今の2倍になると言われています。
先ほどの35年でトントンの話は、ずっと同じ電気代としての計算ですからこれから、どんなことになりそうか想像できますよね。
国が、補助金を出してまでZEHを推進している意味も分かりますよね。今回、ZEHの0.6より性能が悪い0.87でも義務化できなかったのは残念ですが、Ua値0.3、C値0.1が普通に作れる工務店も少数ですが徳島にもいるので探してみてください。
ブランドや会社の規模で決められる方は、超高性能な家には住みにくいと思います。(その訳を知りたい方は直接聞いてください。)
Ua値が0.3ぐらいになると住み心地が最高ですよ。(温暖地 徳島では)
いろいろ、家づくり検討されてみてください。