知らないことはリスクなんですね。
不安をあおって自分が得しようとしたい方はたくさんいらっしゃいますが、僕は不安をあおりたいわけではありません。
お客様のライフプランのシュミレーションをしていると、必ず引っかかるのが保険です。
意味のないものや、過剰に入っていたり、どうして?ということがよくあります。
保険は、ワザとわかりにくくしているかのように、聞いたことがない言葉や料金や保証がとても複雑です。
保険の営業の世界では、GNPと言われているらしく、Gは義理 Nは人情 Pはプレゼントらしいです。保険はたくさんの会社があってそれぞれの商品が少しづつ違うので素人では区別をつけることが出来ません。
ですから、GNPが大事だそうでお客さんは安心して、自分にあった商品を選んでくれているのだろうと、思ってしまっているのでしょう。
ですが、特に生命保険は継続しても営業の方に、あまりマージンがないらしく、新しく、「いい保険」が出来たと言いながら保険を取り続けなくては、お給料に反映されないんだそうです。
本当に、お客さんのことを考えている営業の方は、きちんとヒアリングして「何年間は、あなたのライフスタイルだと、この保険できちんとリスクをカバーできてるから見直しをしなくて大丈夫です。」と、いろんな保険の中から、自分に合った保険を見繕ってくれる人が本当のプロだと僕は思います。
しかし、営業の方も仕事で、生活していかなければならないので仕方ないのかもしれませんが、どこかボタンを掛け間違っているように感じるのは、おかしいのでしょうか?
住宅業界もあまり変わりません。「いい家」「お客様の思いを大切に」「安心できる住まいを」「あなたらしく住める」とか聞こえのいい言葉は、いっぱいあふれていますがほとんどの家がリビングから廊下に出たら暑い、寒いの注文住宅です。
おまけに、壁と天井はビニールクロス、床はコンパネに木目調の印刷したフィルムを貼ったフローリングです。窓と玄関のタイル以外は全部ビニールに囲まれています。
普通、冬は冷たい風を通さないようにビニールの素材のジャンバーを着ますが、その下までビニールのシャツは着ないでしょう?
壁の中にビニール包まれた断熱材(グラスウール)が入っているのに、まだ中にビニールはいらないと思うのですが、そんな注文住宅で、冬はまだいいにしても、夏にビニールの中で暮らしているのを想像してみてください。
最後に、保険会社にしても、ハウスメーカーにしても、その辺の零細企業ではないと思うのです。
どの業界でも、自分の会社向きでなく、お客さんの方を向いた企業が、支持される様な世の中になってほしいなと思います。
P.S 自動車業界は外部から見ていても、熾烈な争いをしていますが確実にお客さんの方を向いて仕事をされているように思います。既得権益にしがみつくのではなく、お客さんに選んでもらうために素晴らしく進歩しているように思います。あまり強者を応援するのは好きでないので、僕はマツダを応援したいと思っています。(笑)