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2024年2月2日

衝撃の事実!日射の重要性を再確認!

さて、今日は前回のブログ「圧巻のパッシブハウス!青森県むつ市の菊池さんの家。」に訪れた際に、菊池さんから受けたアドバイスについて、お話しようと思います。

青森県むつ市にある菊池さんが手掛けたパッシブハウスは、辺り一面銀世界の気温0℃という環境であっても、家の中は20℃の温かさを保っていました。しかも、無暖房で!

そんなパッシブハウスを追求し続けている菊池さんから受けたアドバイスは「太陽の恵みを最大限に利用すること」でした。

 

寒い冬に日射を遮るなんて、もったいない!

実は、藍住町にあるダイゼンのモデルハウスでは、午後になると外部ブラインドを降ろして、日射を遮っていたんです。理由は汗をかくくらい暑くなるからです。

どんなに外が寒くても、朝モデルハウスに出社して、30分間ペレットストーブを入れるだけで、家中が温かくなり、ストーブを切ってもその温かさは夜まで続きます。天気が良い日であれば窓(トリプルガラスを採用)から沢山の太陽の光り(日射)が入り、午後には無暖房でも27℃くらいになります。冬でもTシャツで過ごせるくらいです。

余談ですが、ダイゼンのスタッフはいつも薄着です。
モデルハウスが温かいので、ニットやフリースなどとは無縁です。

このように、外部ブラインドを降ろして日射を遮っている状況を菊池さんにお話すると、「それは、もったいない!」とのこと。暑くなりすぎる場合は、窓を空けて調節してみてくださいとアドバイスを受けました。

青森県は日本でも北緯に位置していて、徳島県よりも日射時間が短く、太陽の恵み(日射)をとても大切に利用しているそうです。

外部ブラインドについては「≪モデルハウス≫ 外部ブラインドで夏も冬も快適生活」をご覧ください。

 

太陽の恵み!輻射熱を最大限に利用する!

あの、ぽかぽかと感じる太陽の熱は100%輻射熱です。

太陽の輻射熱は、太陽から放出される電磁波が地球に届き、地面や建物、私たちのカラダなど、何らかの「物体」に当たることで初めて熱が発生して温かさを感じます。そして、熱の移動原則として「熱は高い方から低い方へ移動する」という特性があります。暖められた空気は軽くなって上へ上へと向かって上昇しますが、輻射熱は電磁波のため360度全ての方向へ移動しながら、熱を伝え、温かさを広げていきます。

この原理をモデルハウスに落とし込むと…。

太陽の光り(日射)が窓から入り、その日射が届いた床や壁、家具などが、まず温まります。そして輻射熱は360度の方向に熱を伝えながら、温度が低い方へ広がっていくため、日射が届いていない床や壁、床下の基礎まで徐々に温もりが伝わっていくのです。そして、しっかりと断熱・気密ができた高性能住宅であれば、その温かさを逃がすことなく、蓄積することができるのです。

寒い冬に、日射を遮るなんて、本当にもったいないですね!

 

窓を空けてみた結果…。どうなったか?

菊池さんからのアドバイスを受け、午後になってもモデルハウスのブラインドは降ろさず日射をとり込み続け、暑さは窓をあけて調整をしてみて1カ月…。

その結果は、とても快適です!!!
そして、無暖房での温かさの持続時間が、以前よりも確実に伸びました!!!

床下の基礎や壁・天井がしっかりと温まり、まさに家全体が魔法瓶状態になっているからこそ、無暖房でも温かさが続くのだと思います。
太陽の恵みは0円です!ブラインドの使い方1つで、こんなにも違いがでるとは驚きです。

快適な家づくりにおいて「日射の取得はとても大切」ということは僕も十分理解していて、積極的に家づくりに取り入れています。しかし、冬場に窓を開けるという考えは思いつきませんでした(笑)。
良い方法を教えていただいて、菊池さん本当にありがとうございます!

太陽の日射をうまく利用した家づくり、パッシブデザインのすごさを皆さんも体感してみてください。モデルハウスでお待ちしています!

 


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